

車やバイクなどを撮影するときに大切なフォトテクニックを、第一線で活躍するプロカメラマンから伝授してもらいました!
プロの技を取り入れて、お気に入りの1枚を撮ってください。「初級編」の次はスキルアップに役立つ「中級編」です。

車を撮影するときに、とくにやっかいなのが、車体に写り込む電線や周囲の建造物など。車のボディーは鏡のようですからね。ですから、撮影するロケーションは、非常に大切なんです。
ファインダーを覗くときは、被写体となる車ばかりに気をとらわれず、車のボディーに写り込む影にも注意しましょう。
そういった意味では、ピーカンの晴天時より、曇天のほうが撮影に向いているといえるかもしれません。写り込みを和らげることに加え、車自体の影なども緩和できるからです。
ボディーなどに付いた、汚れにも気を配りたいものです。程度にもよりますが、ボディー部分はそれほど目立つものではありませんが、タイヤやホイールなどの足まわりがきれいだと、グンと写真が締まります! バイクのタンデムステップのしまい忘れなどにも注意してください。
樹木が、車のボンネット・フロントガラスなどに写り込んでしまっている
車上部の空間に邪魔するものがないので、写り込みがない1カットに!

ほとんどのカメラには、広角レンズと望遠レンズのズームレンズが付いています。一般的に広角レンズ(ワイド)は、読んだ字のごとく、大きな広がりを演出するときに使われ、望遠レンズは、遠方のものを近くに引き寄せて撮影したいときに使われます。
ただ、広角レンズは、近くにあるものをより大きく、遠くにあるものをより小さく写すので、実際の形より誇張された雰囲気の仕上がりになり、望遠レンズは、被写体の形状をより的確に捉えるという性格をもっています。
車やバイクを撮影するときには、基本は望遠レンズで狙うといいでしょう。背景などがぼけ、被写体が映えるシャープな印象のカットになります。逆に広角レンズは、何かを強調したいときなどに使うと、迫力や臨場感あるカットになります。
広角も望遠も、個人の好みによるところが大きいので、いろいろと試してみて、お気に入りのワンカットを見つけましょう。
広角レンズを使用した1カット。迫力感がある写真に!
望遠レンズを使用した1カット。背景がぼけポートレート風に!

フォトグラファー 赤松 孝
ロードレースやモータースポーツをメインに、10年以上に渡り、フリーのカメラマンとして活動。自身も大のバイクフリーク。月刊ライディングスポーツ誌・全日本ロードレース選手会/JMRA(JAPAN MOTORCYCLE RIDER'S ASSOCIATION)のWebサイトなどに写真を提供。
URL:http://www.racing-rider.com/one_shoot.aspx



